よこのじ(@yokonoji_work)です。
アドセンス広告は適切な種類と配置を行えば数倍のクリック率を実現できて、それに比例して収益を上げることができる。ということで、どのような種類と配置にするのか検討した結果を残しておきます。
アドセンス広告の種類と配置を考える
アドセンス広告の種類と配置は成功しているサイトのマネをしたからといって、同じように成果につながるとは限りません。サイトテーマにより読者層が異なることや記事の質の違いなど様々な要因があるからです。
しかしながら、基本と言える配置や、あるサイトで成果が出た広告種類の選定というものはあります。それらを参考にするために、事例を抽出してみました。
パソコン(PC)の場合
基本配置は「記事上」「記事下」「サイドバー」
ページ中の広告の間隔を適度に散らすことが基本の配置です。すべての広告が密集しているとクリック率が下がります。
参考:アドセンス | 元Google担当者が語るアドセンスで稼ぐ方法
広告サイズは可能な限り大きい方が良いです。指定のサイズより小さいサイズでより高単価な広告が表示されることもあるからです。
特定の広告サイズの競争率を上げるため、類似したサイズのディスプレイ広告を広告ユニットに表示する場合があります。
タイトル下または目次上にリンクユニット広告を配置する
このような文字だけのリンク広告は効果がないように思えますが、収益アップにかなりの効果があるようです。サイドバーの上部に配置しているサイトも多いですね。
画像付きの広告では単なる興味からクリックすることがありますが、リンクユニットの場合は意図を持ってクリックするため単価が高い傾向にあるようです。また、タイトルや目次に溶け込むことで、自然にクリックされるのでクリック率も良い広告です。
参考
記事の下側に2つの広告を配置する(ダブルレクタングル表示)
元Googleの方や各サイトでの検証では、記事の下側は特にクリック率の高い箇所とされていますので、2つの広告を配置してユーザーに響く確率を上げます。336×280サイズの広告を推奨します。
参考:【検証】クリック率が高いAdSense広告の配置について考えてみた
サイドバーのクリック率は悪い
サイドバーという箇所自体はクリック率が悪いようです(特に右サイドバーの下)。一方で、ラージスカイスクレイパー(300×600)のような縦長の大きな広告であれば目に付きやすいためクリック率は高くなり、大きな広告はクリック単価が高い傾向にあるため、収益が上がりやすいです。
参考:アドセンスの広告数を4つ以上に増やし、配置とサイズを変えたら収益がいきなりUPした話
スクロールしてもついてくる追尾広告は規約違反なので注意しましょう。
スクロールしても画面の左右に固定されている広告を見かけることがあるのですが、これはポリシー違反に該当しますか?
そのような広告は「追尾広告」と呼ばれるもので、Google から承認されたサイト運営者のみが配置できます。適切に承認されていないサイト運営者によるこの種の広告が確認された場合は、何らかの措置を講じます。
サイドバーを左右どちらに配置する方が効果があるのかと考えるところですが、左右のどちらかであればそれほど違いはなさそうです。3カラムは明らかに悪い結果となるようなので避けた方が良さそうですね。
サイドバーの位置を右・左・両側(3カラム)にしたときに、ユーザー動向にどんな変化が起こるのかをABテストしてみました。
サイドバー位置 滞在時間 直帰率 離脱率 訪問あたりPV 右 4:14 53.7% 26.3% 3.77 左 3:97 51.6% 24.9% 3.81 3カラム 3:03 62.8% 35.5% 2.96
これらの内容を踏まえた広告配置を「がるシーク」さんが実施されています。サイドバーの部分をラージスカイスクレイパー(300×600)にする、また合わせてリンクユニットを並べることで、基本型としてはベストな広告配置ではないでしょうか?
参考:アドセンスの広告ユニットを配置変更をしたら収益が2倍になった話
スマートフォン(スマホ)の場合
ファーストビューで見える位置
ページにアクセスしてすぐに見える位置に広告を配置します。目に付くこの位置はクリック率が高いですが、画面いっぱいに広告が表示されると規約違反となりますので、コンテンツが見えるようなサイズや位置に配置する必要があります。記事タイトルの下に配置するのが一般的です。
その他の広告は、記事下側のあとがきの前と後に配置するようにしましょう。
サイドバーは表示しない
スマホの場合、サイドバーは記事の下側に表示されることになります。そうすると、記事下部に配置した広告がサイドバーの内容に埋もれてしまうためクリック率が下がります。また、サイドバーを非表示にするとスクロールした一番下に広告が位置するためより目立ちます。
スマートフォン(スマホ)の場合は配置のバリエーションが少ないので、タイトル下に広告を配置してファーストビューで見えるようにしたり、記事の下(サイドバーの表示内容)をすっきりさせて広告を認知させるということを丁寧にやっていく必要がありそうです。
参考:アドセンスの広告ユニットを配置変更をしたら収益が2倍になった話
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