よこのじ(@yokonoji_work)です。
PHPのコードをHTMLと混ぜて書いたindex.phpをブラウザで開いたけど表示しない・・・。それもそのはず。PHPの処理はサーバー上で行われて、その結果をブラウザに返して表示させる仕組みですので、サーバー環境がないと動作しません。
しかし、レンタルサーバーなどにファイルをアップロードして動作確認をする必要はありません。PHPの開発環境としてローカルにサーバー環境を構築すれば、PHPの動作確認は簡単に行なえます。
そのためのツールがMAMPです。今回は、インストールするだけで使えてしまうMAMPをご紹介します。
最初はVirtualBox&Vagrantでした
私はPHPの学び初めとしてドットインストールを利用しました。そこではローカル開発環境の構築をVirtualBox&Vagrantで行う方法が紹介されています。
- VirtualBox – 仮想環境の構築
- Vagrant – 仮想環境の起動
- PuTTY – リモートコンピュータと通信(SSH)
- Cyberduck – 仮想環境にアクセス
Vagrantはローカル開発環境の構築において一般的に利用されているツールで、仮想環境をファイルとして配布できチームで共有して開発を行えるというメリットがあります。
しかしながら、上記のツールで構築したローカル環境は使う前にコマンドで環境の起動を行う必要があります。個人的にはそのプロセスが億劫で、PHPの学習が進まない要因となっていました。そこで、お手軽なローカル環境構築ツールのMAMPとXAMPPを検討することとなりました。
XAMPPではなかった
MAMPとXAMPPは両方とも試しました。どちらを選択するかにあたっては「手軽さ・簡単さ」を重視しましたので、実際にPHPファイル「index.php」をブラウザで表示させることをやってみました。
XAMPPでindex.phpを表示させてみましょう。
こちらは起動して設定画面を開いた状態ですが、私はこれらの画面を見てもルートフォルダが分からず、どこにindex.phpを保存すれば良いのかも分かりませんでした。
調べてみると、ルートフォルダは「htdocs」ということで、このフォルダにindex.phpを保存すればブラウザで表示させることができます。
しかし、ここには初期状態でファイルが保存されていますので、プロジェクト用のフォルダとして「test」フォルダを作りました。あとは、WebサーバーであるApacheをstartで立ち上げて、URLを「localhost/test/」に変更してあげればindex.phpの内容を表示できます。
一度やり方を知ってしまえば、簡単に使えますね。しかし、迷うことなく使えるツールとして初心者におすすめすることを考えると、XAMPPではないと思いました。
ちなみに、XAMPPは
- X クロスプラットフォーム(Windows,Linux,Mac)で
- Apache(Webサーバー)と
- MySQL(データベース)の環境を簡単に構築できて
- PHPと
- Perlを手軽に利用できるツールです
MAMPとは別のプロジェクトにより作成されたツールです。
選んだのはMAMPです
MAMPは、XAMPP以上に手軽で簡単に使えるツールです。
- Macで
- Apache(Webサーバー)と
- MySQL(データベース)の環境を簡単に構築できて
- PHP、Perl、Pythonを手軽に利用できるツールです
なお、Windowsにも対応していますし、WebサーバーNginx、プログラミング言語Rubyにも対応しています。
それでは、MAMPでもindex.phpを表示させてみます。
MAMPの管理画面はシンプルです。設定より「Web Server」を見ると、すぐにルートフォルダが分かります。「Open」を押すとフォルダが表示されますので、そちらに「test」というフォルダを作ってその中にindex.phpを保存します。
そして「localhost/test/」にアクセスすると、index.phpが表示されます。
または、Web Serverの設定画面でSelectにて任意のフォルダを指定しても良いですね。そのフォルダにindex.phpを保存すれば、Open start pageで開いた画面の「My Website」で簡単にアクセスできるようになります。
また、指定した任意のフォルダがルートフォルダになりますので、そのフォルダの中でさらに「test1」「test2」のようにプロジェクトごとにフォルダ分けすることもできます。その場合は「localhost/test1/」「localhost/test2/」でアクセスします。
インターフェースが美しく簡単に使えるMAMPは、PHPのローカル開発環境を構築するツールとしておすすめですので、ぜひ使ってみてください。
Paiza.ioはちょっとした確認に最適

Paiza.ioでは、Web上で主要なプログラミング言語を動作させることができます。
もちろん、PHPも。
出力結果をテキスト形式で表示させるだけではなく、HTML形式で表示させることも可能です。
ちょっとした動作確認であれば、Paiza.ioは手軽に利用できる良いサービスだと思います。
WordPressでも利用されているPHPは、まだまだ人気です
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