よこのじ(@yokonoji_work)です。
暗号資産(仮想通貨)を安全に保管するためのハードウェアウォレット Ledger Nano SとDigital BitBox を保有しています。
どちらも小型なのですが、どうやって保管や持ち運びをするのかによっては、わずかなサイズの違いが影響しますのでサイズの比較を行ってみます。
Ledger Nano SとDigital BitBoxのサイズ比較
まずは、Ledger Nano SとDigital BitBoxのサイズを数値で見てみます。
- Ledger Nano S
56.95mm x 17.4mm x 9.1mm(重さ16.2g) - Digital BitBox
45mm x 18mm x 7mm
数値では、長さに12mmの差がある以外はほぼ同じ大きさです。BitBoxには重さのデータがありませんでしたが、金属のカバーでずっしりと感じるLedger Nano Sと比べると、体感的には半分程度の重さです。
それでは、ライターを交えてLedger Nano SとDigital BitBoxのサイズを写真で見てみます。
長さを比較してみます。
Ledger Nano Sは一般的なUSBメモリのサイズと同じで、指先で持ったときにすっぽりと収まるサイズ感です。BitBoxは更に小さいのですが、この長さの違いは保管するのにそれほど影響はないように感じます。例えば、私が持つ財布は小さめのものですが、どちらも財布に入れるのには不都合ないサイズです。
次に幅を比較してみます。
写真ではBitBoxの幅がずいぶんと大きく見えますが、Ledger Nano Sの金属カバーの幅(ボタンを含めない幅)とBitBoxと全く同じといっていい幅です。
最後に厚さを見てみましょう。
厚さは、2mmほどBitBoxの方が薄いです(最も厚い部分で比較)。しかし、2mmという幅はとても大きく感じるもので、もし財布に入れておくことを考えると、BitBoxの方が適していると感じます。Ledger Nano Sでは財布が厚くなるのを感じるほど、2mmという違いは大きいです。
しかし、写真で見て分かるようにBitBoxのUSB接続部分はむき出しで薄いため、力がかかって折れないように注意して扱う必要はあります。
Ledger Nano SとDigital BitBoxを選ぶ際の注意点
自宅で単に保管するだけであれば、Ledger Nano SでもBitBoxでもサイズ的な不都合はないでしょう。値段もLedger Nano S:7,990円、BitBox:78ユーロ(9,800円)で大きな差はありません。
注意点としては、Ledger Nano Sの方がスタンダードな存在なので、アプリケーションとの連携がしやすいということです。例えば、MetaMaskと連携させたり、MakerDAOでCDPを作成するのにLedger Nano Sを利用することはできますが、BitBoxは対応しています。
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一方で、BitBoxは信頼性は高いです。物理ボタンではなくセンサ式なので故障確率は低いですし、フェイクパスワード・ウォレットを生成することで、脅されて無理やり送金させられることを防ぐこともできます。MicroSDカードでリカバリーコードを保管することで、手書きで写し間違えることもありません。
これらの使用感や機能を合わせて考えながら、サイズも検討要素に入れていただくのが良いかと思います。
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